※稼働品ですが、動作時間は計測していません
■キズ汚れ程度
風防:中
裏蓋:中
ベゼル:中
ベルト:小(社外品)
カレンダー:
?️ セイコー クロノス J15000 の歴史
■ 登場時期
1958年(昭和33年)頃 発売
製造:第二精工舎(現・セイコーインスツル)
型式:J15000(Cal.290搭載)
定価:当時の上級モデルに位置づけられ、クラウンよりもやや高価。
■ 開発背景
1950年代中盤、セイコーは「スイス高級機に匹敵する高精度の国産腕時計」を目指し、次世代ムーブメントの開発を進めていました。
その成果の一つがこの 「セイコー クロノス」シリーズ であり、従来の「セイコー・スーパ」や「セイコー・オートマチック」から一歩進化した精度と仕上げを持っていました。
⚙️ 技術的特徴
項目 内容
ムーブメント Cal.290系 手巻き式ムーブメント
石数 19石(または23石仕様もあり)
振動数 18,000振動/時
ケース素材 ステンレススチール製(SS)または金張り(GF)
直径 約35mm前後
防水性能 一部モデルは「WATER PROOF」刻印あり(J15000初期は非防水)
精度 日差 ±10~15秒程度(当時としては高精度)
Cal.290は非常にバランスがよく、後の**クラウン(Cal.560系)やグランドセイコー初代(Cal.3180)**の設計思想に直接つながります。
つまり「クロノス」はグランドセイコーの“祖先”とも言える存在です。
? デザインと仕上げ
シンプルで高級感あるドレススタイル。
細身のバーインデックスとドーフィン針を採用。
風防はドーム型アクリル。
ケース裏には「SEIKO」「CHRONOS」「J15000」などの刻印。
ダイヤルはシルバー系が多く、上品な放射仕上げが特徴。
? 派生モデル
クロノスには多くの派生・改良型があります。
型番 概要
J15000 初期モデル。Cal.290、非防水または簡易防水。
J15002, J15005 防水化・耐久性改良モデル。
クロノス・スペシャル(Chronos Special) Cal.290系を高精度調整した上位版。グランドセイコーの前身。
クロノス・セルフデーター(Selfdater) カレンダー付きの後期モデル。Cal.395系。
? 歴史的意義
セイコーの高精度ムーブメント技術の礎
クロノスの精度調整技術が後の「クラウン」→「グランドセイコー」へと発展。
デザインの近代化
当時の日本時計に比べて非常にモダンで、海外市場も意識した洗練された造形。
セイコーの“精度志向”の象徴
「国産最高の精度を目指す」という企業理念がこのモデルから明確化。
? 現在の評価
コレクターズアイテムとして人気。
特にJ15000初期型のオリジナル文字盤は希少。
クロノス・スペシャルと並び、戦後セイコー高級機の原点とされる。
? まとめ
項目 内容
モデル名 セイコー クロノス J15000
発売年 1958年頃
ムーブメント Cal.290 手巻き
意義 グランドセイコーの前身となる高精度機
特徴 精密設計・上質デザイン・高級仕上げ
現在の価値 初期国産高級機として高い歴史的評価
カテゴリー:
ファッション##メンズ##時計##腕時計(アナログ)##手巻き時計